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意匠の準備、出願及び中間処理

意匠の出願によって得られる保護は、多くの法域において、製品の外観全体だけでなく、製品の一部だけを保護することも可能です。したがって、完成品の全体的な外観だけでなく、その本質的な特徴を保護するための適切な出願戦略を定めることが重要です。こうすることで、第三者が独創的で非常に魅力的な様式の特徴を採用することを防ぐことも可能です。しかし、世界各国では、意匠の表示・登録要件や方式的登録手続が異なることが多いのも事実です。意匠出願を慎重に準備することで、世界各国での登録手続は格段に容易になり、関連コストを大幅に削減し、拒絶リスクも抑えることができます。したがって、様々な管轄区域の異なる有効性要件を満たし、同時にそれぞれの国で広く適切なレベルの保護を得るためには、法律と手続に関する知識を組み合わせることが基本となります。最近、関心の高い国(欧州連合、スイス、ノルウェー、英国に加え、ロシア、米国、日本、韓国、カナダなど)が国際意匠制度に加盟したことにより、国際意匠制度の利用は特に魅力的なものとなっています。