知的財産権保護:ウクライナ、ロシア連邦、ベラルーシ

皆様ご存知のように、現在ウクライナで起きている武力紛争や、欧米によるロシア、ベラルーシへの経済制裁により、これらの国々との関係が複雑化しております。
こうした現状を踏まえ、弊所では関係各国における皆様の知的財産権および係属中案件の維持にさらなる注意を喚起してまいります。

ウクライナ
ウクライナ特許商標庁は、戒厳令の発令に伴い、2022年2月24日から30日間、同庁に関する法定期限を停止いたしましたが、2022年3月15日にさらに30日間延長したことを発表しております。

ロシア連邦
国際的な制裁により請求書等の支払いができない状況になっておりますが、ロシア・ユーラシアにおける手続きに関連する期限及び支払いは引き続き遵守される旨の確認を現地代理人から得ています。
ロシアのネットワークがインターネットから切り離されることが発表され、通信障害が発生する可能性についても現地代理人から連絡を得ておりますが、代替手段にて継続されることを期待します。

ベラルーシ
同国に関する案件はロシアの現地代理人が管理しているため、ロシアでの状況と同様となります。

弊所では引き続き状況変化に注意を払い、進展があり次第、随時こちらにてお知らせします。

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